司法修習生の学習会にて

3月22日(金)の夜,当弁護団の弁護士2名が66期司法修習生の7月集会実行委員会のメンバーの学習会に講師として参加しました。弁護団の共同代表の中川弁護士からは,原発賠償問題の現状と問題点,裁判を起こすことの意義(被害実態を明らかにし,国・東京電力の加害責任を認めさせ,生活再建のための完全賠償・原状回復のための施策を実現させること),3月11日の集団訴訟の意義・目的などについて話をしました。また,弁護団の深井弁護士からは,原発被害問題に取り組んだきっかけ・今の思い,「新人弁護士」としての1年間,現在取り組んでいること,弁護士としてのやりがいなどについて話をしました。

7月集会というのは,毎年,全国各地で修習をしている司法修習生(司法試験を合格し現在研修中の法律家の卵です。)が集まり(今年は京都),様々な社会問題について,全体会・分科会を通じて,自ら研鑽をしていく自主的企画です。今年は,『私たちを取り巻く社会問題を知り、当事者の立場に立って考え問題意識を発信し、共有しよう』を合い言葉としているとのこと。

そして,今年は,原発被害が全体会のテーマになるとのことです。

学習会には,東京だけでなく,福島などからも司法修習生が参加していました。参加していた司法修習生は,みんな熱心に講義を聴いている様子でした。司法修習を終えて,弁護士になる人は,是非,私たちの仲間として,一緒にこの原発被害の問題に取り組んでくれることを期待したいと思います。

修習生学習会20130322

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