福島原発被害東京訴訟・第17回期日のご報告

第17回期日

去る5月18日午前10時から、東京地方裁判所103号法廷にて、福島原発被害東京訴訟第17回期日が開かれました。

原告側は今回、被告東京電力が本件原発事故を回避するための結果回避義務を負っていたことに関連して、株式会社日本安全システム研究所の代表取締役であり、失敗学会の会員である吉岡律夫氏の意見書に基づく主張である準備書面(40)を提出しました。
さらに、証拠として、被告東電による本件原発事故を防止するための対策が不十分であったことを指摘している国際原子力機関(IAEA)の報告書や、原発事故独立検証委員会の本件事故の調査報告書(いわゆる民間事故調査報告書)、また、本件原発事故によって原告らが受けた精神的苦痛について、早稲田大学人間科学学術院教授の辻内琢也氏の意見書など、多数の書証を提出しました。
これに対して、まず被告東電及び被告国は、以前に原告側が提出した各原告の被害に関する主張に対する反論の書面等を提出しました。

法廷では、弁護団の晴被雄太弁護士より法廷で意見陳述がなされました。また、法廷の終了後は、隣の弁護士会館に移り、報告集会が開かれました。

報告集会の様子は、以下のとおりUPLANさんにアップしていただきました。

今後の予定は,
2016年7月20日  10時~ 東京地裁103号法廷
2016年9月14日  10時~ 東京地裁103号法廷
2016年11月9日  10時~ 東京地裁103号法廷
2017年1月11日  10時~ 東京地裁103号法廷
2017年3月1日   10時~ 東京地裁103号法廷
です。傍聴をよろしくお願いします。

<問い合わせ先>
〒160-0022
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福島原発被害首都圏弁護団
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