去る7月20日午前10時から、東京地方裁判所103号法廷にて、福島原発被害東京訴訟第18回期日が開かれました。
原告らは今回、以前に提出した本件原発事故によって原告らが受けた精神的苦痛について、早稲田大学人間科学学術院教授の辻内琢也氏の意見書に基づく準備書面(41)を提出しました。
また、期日間で、本件原発事故の低線量被ばくの被害について、医師で元福島第一原発事故調査委員会委員の崎山比早子氏の意見書を証拠として提出しました。
これに対して、被告国からは、原告らが尋問を申請している専門家証人(上記辻内琢也氏及び吉岡律夫氏)について、証人尋問を行う必要がないという意見書と、本件においては被告国が被告東電に対して行政指導を行うべき法的義務がなかったと主張する第11準備書面が提出されました。こうした被告国の主張に対しては、今後原告側で必要な反論を行う予定です。
そして、法廷では、弁護団の高橋済弁護士より、原告側が今回提出した上記準備書面(41)についての意見陳述が行われました。
また、法廷の終了後は、日比谷公園内にある日比谷図書館にて、報告集会が開かれました。
報告集会の様子は、以下のとおりUPLANさんにアップしていただきました。
今後の予定は,
2016年9月14日 10時~ 東京地裁103号法廷
2016年11月9日 10時~ 東京地裁103号法廷
2017年1月11日 10時~ 東京地裁103号法廷
2017年3月1日 10時~ 東京地裁103号法廷
です。傍聴をよろしくお願いします。
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