本日午後,3世帯8名が,国と東京電力(株)を被告として,東京地方裁判所に提訴しました。
いずれも区域外避難者です。区域外避難者は,被害者として扱われず,様々な軋轢や差別・偏見への恐怖などから,自らの被害をなかなか訴えられない状況にありますが,そういう被害者が声を上げたことは,他の被害者にとっても心強いものであり,本日の提訴は大きな意義があります。
今回は,小さな訴訟提起ですが,現在も区域内外を問わず数十世帯の被害者が依頼,相談しており,今後,追加提訴を行なう予定です。
また,避難者だけでなく,福島県内やその周辺で不安な日々を送っている方々からも依頼,相談を受けており,訴訟提起をする予定です。
提訴前の様子。真ん中は,原告の鴨下祐也さん。
完成した訴状。提訴の受付を確認した印も押されています。
司法記者クラブでの提訴の記者会見です。
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