福島原発被害東京訴訟・第2陣訴訟・第6回裁判期日のご報告

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去る12月4日(水)に、福島原発被害東京訴訟・第2陣訴訟・第6回裁判期日が開かれました。

この日は、弁護団の山川幸生弁護士より、主に栃木県北地域の被害総論に関する意見陳述が行われました。

栃木県北地域は、福島原発事故による放射能汚染がある地域でありながら、中間指針においもていわゆる自主的避難等対象地域にすら指定されず、およそ原発事故による被害など何もなかった地域であるかのように見られています。

しかしながら、実は栃木県北地域は、福島県内と同等かそれ以上の土壌の放射能汚染が残っている地域です。

私たち弁護団は昨年、宇都宮大学の清水奈名子先生のご協力のもと、栃木県北地域の土壌採取調査を行い、その結果を清水先生が研究論文にまとめています。

それによれば、原発事故から8年近くが経過した時点においても、栃木県北地域の放射能汚染はとても深刻であることが分かりました。

今回は、その清水先生の研究論文も裁判の証拠として提出しています。

裁判の終了後は、隣の弁護士会館に移動して報告集会も開催されました。

次回の裁判期日は、2020年3月4日(水)午前10時30分から、東京地裁103号法廷で行われる予定です。

引き続き、多くの方に傍聴していただきますよう、お願いいたします。

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