結審期日における意見陳述~その1

去る10月25日に行われた福島原発被害東京訴訟の結審期日。原告2名と弁護団3名の意見陳述が行われました。意見陳述のトップバッターは中学生の原告でした。以下で、その意見陳述書を公開します。

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1 いわきでの生活
僕は、福島県いわき市で生まれ、両親と、5歳離れた弟と共に生活していました。
当時は、春になればテレビで何度も紹介されるくらい桜並木の有名な「夜の森公園」でお花見をし、夏は潮干狩りに行き、秋はきのこ狩りをして、冬は雪だるまを作る。公園や学校の帰りの通学路でツクシをたくさん採って帰って、お母さんに作ってもらうツクシの佃煮が好きでした。家も庭も広く、ブルーベリーやしいたけ、プチトマト等は庭で収穫できました。学校では友達と昆虫を見つけたり、泥団子を作ったりして遊んでいました。

2 事故が起きた後の生活
しかし、2011年3月11日を境に、このような生活は全てなくなってしまいました。夜の森公園は今も帰還困難区域だし、放射能だらけの泥で泥団子は作れません。
しかし、何よりも一番つらかったのが、転校先でのいじめです。
図工の時間に作った作品に悪口を書かれていたり、菌扱いされたりしてきました。そのようなことが続き、できることなら死んでしまいたいといつも思うようになりました。小学校の3年生か4年生のときには、七夕の短冊に「天国に行きたい」と書いたこともありました。
たぶん、避難者についてよく知らされていない人の目には、福島から来た避難者は家が壊れていないのだから何も被害はなかったのに多額の賠償金だけもらって、しかも東京の避難所にただで住んでいる「ずるい人たち」とうつるのでしょう。本当は、東京電力や国が、放射能汚染の恐ろしさや僕たち家族のような区域外避難者にはほとんど賠償金を払っていないことなど、正しい情報をみんなに伝えてくれていれば、こんな勘違いは起きなかったと思います。
実際、中学生になって今までの学校と全く関係のない学校に進学して、ずっと自分が避難者ということを隠していますが、いじめは起きていません。

3 大人に責任をとってほしいこと
原発によって儲かったのは大人、原発を作ったのも大人だし、原発事故を起こした原因も大人。しかし、学校でいじめられるのも、「将来病気になるかも…」と不安に思いながら生きるのも、家族が離れ離れになるのも僕たち子どもです。
原発事故が起きてしまった今、本当は誰も安全なんて言えないはずだし、実際、誰も僕に「君は病気にならないよ」とは言ってくれません。なのに、東京電力や国の大人たちは「あなたの地域はもう大丈夫ですので安心してください」と言って、危険があるところへ戻らせています。でも、僕たちが大人になって病気になるかもしれない頃には、僕たちを無理やり危険な場所へ戻らせた大人たちは死んでしまっていて、もういない。そんなのひどくないですか?
僕たちはこれから、大人の出した汚染物質とともに、生きることになるのです。その責任を取らずに先に死んでしまうなんて、あまりに無責任だと僕は思います。せめて生きているうちに、自分たちが行ったこと、自分たちが儲けて汚したものの責任をきちんと取っていって欲しいです。
そして今は、「(放射能)汚染した場所に戻りたくない」と思っている僕たちを無理やり(放射能)汚染している場所に戻らせることは絶対にやめて欲しいです。
僕、父、母と弟はもちろん、避難者はみんな原発事故が起きてから、生活、人生も変えさせられてしまいました。誰も望んだことではありません。避難者は、みんな同じです。東京電力と国には責任をとってもらいたいと思います。裁判所は、僕たち子どもたち、そして、全ての避難者の声に耳を傾けてください。

福島原発被害東京訴訟・第25回期日(結審期日)のご報告

去る10月25日に、東京地裁103号法廷にて、福島原発被害東京訴訟の第25回期日(結審期日)が開催されました。当日は、開始時刻である午後1時半前に法廷の傍聴席はすでに満員となっており、残念ながらせっかくお出でになったのに傍聴できない方もいらっしゃったほどでした。

法廷では、原告2名(1名は中学生の原告、もう1名は母子避難している母親)と、弁護団3名(責任論を平松真二郎弁護士、損害論を吉田悌一郎弁護士、最後の総まとめを弁護団代表の中川素充弁護士)による意見陳述が盛大に行われました。

この期日で、1次と2次の訴訟は弁論を終結(結審)し、次回にいよいよ判決が言い渡されます。判決期日は、来年3月16日午後3時からで、場所は東京地裁103号法廷です。皆さま、傍聴をお願いいたします。

問い合わせ先=〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目19番7号 新花ビル6階 オアシス法律事務所内 福島原発被害首都圏弁護団/電話 03-5363-0138 /FAX 03-5363-0139
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福島原発被害東京訴訟・第25回期日のご案内

いよいよ結審です!10月25日(水)午後1時30分から、福島原発被害東京訴訟(1・2次)の第25回期日が東京地裁103号法廷で開かれます(午後3時まで)。結審にあたっての原告の意見陳述と、弁護団による最終準備書面の要約の意見陳述があります。前橋訴訟と生業訴訟の判決で国の責任が断罪された流れを加速し、避難区域外においても損害のひどさを十分に償わせなければなりません。ぜひ、原告の皆さんの応援に来てください。これで訴訟は結審し、審理は終了、3月16日午後3時に判決となります。10月25日は、午後3時30分ころから、全日通霞が関ビル会議室(千代田区霞が関 3-3-3)で、結審後集会を行います。▽裁判所の交通案内=東京メトロ丸ノ内線,日比谷線,千代田線「霞ヶ関駅」A1出口すぐそば、東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩3分▽問い合わせ先=〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目19番7号 新花ビル6階 オアシス法律事務所内 福島原発被害首都圏弁護団/電話 03-5363-0138 /FAX 03-5363-0139
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福島原発被害東京訴訟・第24回期日のご報告

去る7月5日(水)に、福島原発被害東京訴訟の第24回期日が行われました。

今回は、前回主尋問を行った2名の専門家証人(元東芝原子力事業部技術者の吉岡律夫氏、医師で医療人類学者の辻内琢也・早大教授)の、被告側の反対尋問が行われました。

前回の主尋問では、吉岡氏は福島第1原発事故の結果回避可能性に関する問題について、辻内教授は原発事故による避難生活が避難者に与えている心理的悪影響(PTSDなど)について、それぞれ証言しました。

それに対して、今回は、被告東電及び被告国から両証人に対して質問(反対尋問)が行われました。

この裁判は、2013年3月に第1次提訴、同年7月に第2次提訴がなされていますが、これらの1次訴訟及び2次訴訟については、いよいよ次回期日(10月25日)に弁論終結を迎え、来年3月に判決が言い渡される見込みです。

裁判はいよいよ佳境の段階に入っています。引き続き、傍聴やご支援をよろしくお願いします。

次回期日のご案内:10月25日(水)午後1時30分から東京地裁103号法廷で行われます。原告及び弁護団数名による最終意見陳述が予定されています。なお、終了後は近くで報告集会も開催する予定です。

<問い合わせ先>
〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目19番7号 新花ビル6階 オアシス法律事務所内 福島原発被害首都圏弁護団
電話:03-5363-0138 FAX:03-5363-0139
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5次提訴説明会のお知らせ(7月29日)

福島原発被害東京訴訟では、国と東電を被告として原発事故の賠償を求めています。

今秋~年末ころをメドに、第5次提訴を行う予定です。

そこで、あらたに裁判の原告に加わりたい避難者の皆さんを対象に、提訴説明会を開催します。

5次提訴説明会は、2017年7月29日(土)午後3時から午後4時30分ころまで、東京都新宿区新宿2-1−3 サニーシティ新宿御苑10階の「スモン公害センター」で開きます(最寄駅=丸の内線・新宿御苑前)。

これまでの説明会には多数の避難者の方にご参加いただきありがとうございました。まだ弁護団に依頼されていない避難世帯の方は是非ご参加ください(これまで開かれた説明会に参加され、依頼されている方は今回の参加は不要です)。

また、お知り合いの避難者の方で、まだ原告になっていない方にも、お気軽に参加を呼びかけてください。

当日は、弁護団の住宅問題への対応(家賃の賠償を請求に含めることや、原告に対する退去要求への対応など)もご説明しますので、住宅問題に不安を抱えている未提訴避難者の方にも、是非参加していただければと思います。

<会場案内>地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅1番出口から出て、新宿御苑方向に20秒ほど歩き、突き当りの「新宿一丁目南」のT字路を右(新宿門方向)に曲がり、2軒目のマンションの10階にある会議室です。自動ドアが開かないときは、インターホンを押してください。

https://www.facebook.com/%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E5%85%AC%E5%AE%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-626743047412789/

説明会や訴訟・弁護団に関する問い合わせは、福島原発被害首都圏弁護団(オアシス法律事務所内 03-5363-0138 担当・中川)までお願いします。

福島原発被害東京訴訟・第24回期日のご案内

7月5日(水)午前10時から、福島原発被害東京訴訟の第24回期日が開かれます。

今回は、専門家証人(元東芝原子力事業部技術者の吉岡律夫氏、医師で医療人類学者の辻内琢也・早大教授)の被告側反対尋問があります。

吉岡氏は福島第1原発事故の結果回避可能性に関する問題について、辻内教授は原発事故による避難生活が避難者に与えている心理的悪影響(PTSDなど)について、それぞれ証言します。

いずれも、原発訴訟の責任論・損害論の重要なテーマであり、多くの皆さんの傍聴をお願いします。

裁判は10月25日に結審予定となり、実質的な審理はこれで終わる予定です。

法廷で傍聴することで、原告の皆さんを応援し、公正な裁判を支えましょう。

尋問は、10時からお昼休みをはさんで午後もあります。

傍聴券は不要。法廷はいつでも出入り自由なので、いつ来て帰ってもOKです。

少しでも時間があれば是非お越しください。

同日16時から、報告集会を行います(裁判所東隣の弁護士会館5階508会議室)。

当日、9時30分より東京地裁前でチラシ配布・アピールなどをいたしますので、こちらもどうぞ。

▽交通案内=東京メトロ丸ノ内線,日比谷線,千代田線「霞ヶ関駅」A1出口すぐそば、東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩3分▽その後の期日予定=7月5日午前10時~(同)

▽問い合わせ先=〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目19番7号 新花ビル6階 オアシス法律事務所内 福島原発被害首都圏弁護団/電話 03-5363-0138 /FAX 03-5363-0139
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福島原発被害東京訴訟・提訴説明会のお知らせ

福島原発被害東京訴訟では、国と東電を被告として原発事故の賠償を求めていますが、今秋~年末ころをメドに、第5次提訴を行う予定です。そこで、あらたに裁判の原告に加わりたい避難者の皆さんを対象に、提訴説明会を開催します。5次提訴説明会は、2017年6月24日(土)午後2時から午後3時30分ころまで、東京都新宿区新宿2-1−3 サニーシティ新宿御苑10階の「スモン公害センター」で開きます(最寄駅=丸の内線・新宿御苑前)。

前回の4月の説明会には多数の避難者の方にご参加いただきありがとうございました。まだ弁護団に依頼されていない避難世帯の方は是非ご参加ください(これまで開かれた説明会に参加され、依頼されている方は今回の参加は不要です)。また、お知り合いの避難者の方で、まだ原告になっていない方にも、お気軽に参加を呼びかけてください。事前申込みは不要です。

当日は、弁護団の住宅問題への対応(家賃の賠償を請求に含めることや、原告に対する退去要求への対応など)もご説明しますので、住宅問題に不安を抱えている未提訴避難者の方にも、是非参加していただければと思います。

<会場案内>地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅1番出口から出て、新宿御苑方向に20秒ほど歩き、突き当りの「新宿一丁目南」のT字路を右(新宿門方向)に曲がり、2軒目のマンションの10階にある会議室です。自動ドアが開かないときは、インターホンを押してください。
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説明会や訴訟・弁護団に関する問い合わせは、福島原発被害首都圏弁護団(オアシス法律事務所内 03-5363-0138 担当・中川)までお願いします。